2007年03月12日
ダーウィンの悪夢
ずっと前にフジワラヒロシのブログで取り上げられていて知っていたので、興味がとてもあり楽しみにしてたので。
でもって、感想はというと「一種類の魚」の及ぼす影響力がひとつの国をここまでにしてしまうんだなぁと恐ろしく感じました。

地球環境云々の前に、まずはこういった部分から解決していかないとダメなんじゃないかとも思いました。
とても現代の南アフリカの闇と、日本を含めた先進国のそういった国に対する支援や政策などのあり方などもっともっと議論されていくべきなんだろうなとも。
何だろう?

「シティ・オブ・ゴッド」以来の痛い現実。
売春婦になるしかない女性達、貧困による空腹感や絶望感を廃材の煙を吸って現実逃避するしかない子供達、戦争を望む大人の男性など。
戦争は悪い事だと誰もが思うところだけど、彼らにとってはご飯が食べれる、服が支給される、寝る所がある。 それが与えられるから戦争を望むとか、ショックでした。
理不尽とか善悪とかじゃなく、そうでもしないと餓死してしまうという世界が壮絶過ぎる。淡々と過ぎ去っていく毎日の中で起こる不条理な問題を直視しても、結局は何も出来る事がないとか思ってしまうんだけど、「知る」ことから始めないとな。
そして、それを一時の感覚ではなく、忘れないように記憶しておかないといけない。
「不都合な真実」を観る前に観れて良かったかも。
Posted by ケンヤ マルセイユ at 16:41│Comments(0)
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