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2010年07月25日

平和祈念祭(仮)開催にあたり

今日の八重山毎日新聞の「日曜随筆」にみだしについての原稿を書いたのですが、このコーナーは八重山毎日WEBサイトにはアップされないものなので、ここに書き記したいと思います。



元々のきっかけは「辺野古基地移設反対」をテーマに掲げた野外音楽祭を秋頃に仲間を集めてやろうと決めていました。辺野古の基地問題に対し、私達八重山に暮らす人も同じ沖縄県民として誇りと意地をかけて基地反対の連帯の意思表示をする必要があると感じたからです。

 しかし、辺野古に関する様々な事を知っていくにつれて、まだまだ勉強不足だと痛感し、辺野古の基地問題に関して個人的には反対ですが、簡単に「基地反対」などと銘打った事をしてはいけないと恥ずかしながら気付いたのです。

 沖縄の基地問題は、単にそこに基地があって、そこの米兵が問題を起こしたりしているだけでなく、日米両政府による地域振興策等の交付金や補助金があり、それが無くなると沖縄の経済や地域行政は現状よりも厳しくなるといった現実がある事も知りました。いわゆる「飴と鞭」政策とでもいうのでしょうか。その恩恵?を知らず知らず受けつつ、頭ごなしに「基地反対」と声高らかに言っていいのだろうか?と感じてしまったのです。

 そうやってあれこれ悩んでいる間に、去った7月20日にマスコミにより報道された「先島諸島への自衛隊基地配備」のニュースです。防衛省が宮古島や石垣島の先島諸島に自衛隊の部隊、与那国島にも沿岸監視部隊を段階的に配備していく計画を検討していると。

 宮古島市、石垣市それぞれの平和団体の代表者や市長らによるコメントもマスコミ各紙で報道されました。自衛、国防の為の自衛隊基地配備となれば、国家規模のものなので容認せざるを得ないのではないかというものと、これまで築き上げてきた台湾や近隣諸国との友好関係が台無しになるのではないかという懸念するものとの双方があるかと思われます。

 私がそこで思ったのが、容認派や反対派、それらとも異なる考えを持っている方々それぞれがお互いの「平和」について「対話」していく事が重要なのではないかと。そして、そういった様々な考えを、私達市民がまず「知る」事が何より大事であり、学んでいかなければならないと思います。私達やこの島の未来は一部の人間だけが決めるものではなく、この島に住む全ての人の手に委ねられるべきであるし、その時がくるのはもはや時間の問題だと感じています。だからこそ、私達は皆で「平和」について学び、「対話」していかなければならないと私は思うのです。この狭い島でそれぞれ互いが反発しあっていくよりも、団結していく事が何より重要だと誰もが分かっている事だと思います。

 そこで、平和祈念祭(仮)という場を設けて、そこで有識者らによる「平和」や「先島諸島の今後」についてのパネルディスカッションや、様々な市民団体の方々へ参加を呼びかけたいと思います。又、野外ステージでは音楽演奏だけでなく、パフォーマンスや何らかの意思表示をしたい方の参加をお待ちしてます。皆様のご賛同とご協力を宜しくお願いいたします。今後の詳細については順次決まり次第、何らかの方法で皆様にお知らせしたいと思います。



以上です。

詳細については、ブログやmixi、ツイッターなんかでとりあえずはやろうかなと。後は、マスコミや記者クラブにお願いして具体的な日程等が決まれば出演募集しようかなと思ってます。

ここ最近、これの事で頭が一杯でして。

で、俺が最近会う人とかにこういう事やろうと思ってると話したりしてる中で、皆やっぱり話す場を求めているんじゃないかなと。

普段イベントとかで会ったりしても、なかなかこういう話ってしないし、敬遠されがちだけども、やっぱり今のこの沖縄の状況ってのは皆が話し合っていかなければならない危機的状況だと思うんですよね。

こないだの選挙だって、沖縄県はワースト1位ですよ、投票率。

「無関心」こそが最大の危機だと思います。

「台所から政治を変える」なんてキャッチーな謳い文句につられて、辺野古基地容認派を当選させた県民の民意にも茫然としましたが、一番は自分の住む街に米軍基地が出来たらと想像してみて下さい。

今後、宮古・石垣での自衛隊配備がなされるであろうという計画が発表された今こそ、僕は自分の生まれ育ったこの島を守っていきたいし、先行きを案じて早い段階で島民が様々な意見や考えを通して一致団結していくべきだと思います。

自衛隊と米軍は違います。あくまで自衛の為の兵隊です。

でも、そんな事言ったって、軍隊は軍隊じゃないか。

色んな意味合いを以てして、世の中が、自衛隊が成り立っているのだとしたら、その理由を先ずは勉強しなければならないでしょう。

僕のイメージでは、パネルディスカッションは容認派、反対派、自然保護団体等の有識者の方々に話し合って頂きたいと思ってます。

そして、子ども達にも話し合ってもらいたい。NHK「しゃべりば」みたいな事が出来たらなと考えています。


自衛の為だから、お国の為だから、中国が狙ってるじゃないか、必要であれば配置すべきだと、大多数の方々は思うかもしれません。

でも、この島は、この島の自然は、何よりも変え難い未来のこの島の子供達への宝なのです。

だからこそ、大人だけでなく、子ども達も一緒になって考える必要があるのだと思ってます。答えは出ないかもしれないけど、何も話さないよりは絶対に解決への糸口はあるかもしれないという希望を託して。

「平和祈念祭」だなんてタイトルつけちゃってますが、御堅い感じがするので変えます(笑)

もっと、誰もが参加しやすい名前がいいのかなーって。

そしたら、~フェスティバルとかなんかな。
でも、それも違う気がするしなぁ。


って事で改めまして、皆さんのご協力、ご賛同を宜しくお願いします。



もう、このお二人は世の中にいないんだよなぁ。改めて名曲だと思います。



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Posted by ケンヤ マルセイユ at 13:54│Comments(0)政治・社会
 
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