2007年12月11日
「ワーキング・プアⅠ・Ⅱ(NHK)」を観て
特に過疎化が進む北陸内部の田舎町とかで裁縫店を営むご主人とアルツハイマー病で入院してる奥さん。医療費の負担率が高くなっている現状に、生活保護を受けたいのだけれども貯金があると受けれない。でも、その貯金100万円は「妻の葬式代」の為に崩す訳にはいかない。愛する人の最後の人間としての尊厳を看取ってやりたいというその意志とは別に国の制度は非情なまでに、その老夫婦を苦しめている。

又、離婚して重度の鬱病になってしまった父親の面倒を見るために進学を諦めて就職し、安い賃金から脱出する為に頑張って「調理師免許」の資格を取ったにも関わらず、賃金は10円しか上がらず、でも他にその土地には働き口が無い為に仕方なく働いている姉妹。二人合わせて給料が20万位しかないけれども、夢である漫画家へなる為に二人でせっせと漫画を描き続けている。

クリーニング店を営む経営者は、研修生という名目でやってきた中国人を雇い入れている大手クリーニング店の価格破壊な値段設定に合わせるしかなく、やはりそれだと経営不振に陥ってしまい、最終的には店を廃業して現在は土建屋で勤務してる。
激動の時代を駆け抜けて必死に生きてきた70を越える老夫婦が、現在は空き缶を集めてくず鉄業者に売り払ったお金で生活している。年金をもらおうにも若い頃に大工だった一家の長男だった夫には沢山の兄弟を養う為に年金が払えず、現在は勿論受給資格がない為に年金がもらえない。貯金70万は二人にとって最後の糧の為に切り崩せない、その為に生活保護が受けられないこの現状。
奥さんを病で亡くし、50を越えてリストラされてアルバイトを3~4つ掛け持ちして息子二人を育てている父親。今はまだ小学生だけれども、息子達が大きくなった時にキチンと教育を受けさせられるのかという悩みに泣き咽ぶ父親の姿には悲しすぎて泣きそうになった。
両親の離婚により家族崩壊が起こり、明日への希望もなく35歳という若さで路上生活者となった若者は、コンビニのゴミ箱から雑誌を集めて古本屋に一冊50円で売り払い、それを1日1日の食費として生きている。

これらの問題に対し、現状として日本政府は一体何をしてやれてるんだろうか?何をしていかないといけないのか?
そういった社会に生きる人達を、どのようにしてサポートしていかないといけないのか。
賄賂事件や脱税なんかで捕まったりしてる政治家が腹立たしくなってきた。
つまらない事に税金を使っている事に腹が立ってきた。
ワーキング・プア。
決して他人事ではなく、自分の隣あわせに存在してるその問題を一刻も早く解決してほしいものです。
自分の生活は、まだまだ全然幸せな方なんだと思わされました。
だからといって、利己主義の儘に突っ走る競争社会のままでいいのかどうか、果てはグローバリズムという時代のカクヘンに追いやられている地方は一体どうなってしまうのかとか、考えれば考えるほどに鬱になってしまいそうですが、このワーキング・プアという社会問題についてもっと一人一人が真剣に考える事がまず必要なんじゃないかと思います。
次回作「ワーキング・プアⅢ」の放送日は、日曜16日のNHK2チャンネルの夜9時15分から。
ワーキング・プアについて、今の世の中について少しでも興味のある方は見といて損はないと思います。
「ワーキング・プアⅠ・Ⅱ」の予告動画はコチラ
日本人として、現在この国が抱えている問題のひとつでもあるこの事をもっと重大に捉えていかないといけないと思います。そこから政治家がやろうとしてる事や国の政策、選挙に至るまで、視野を広げて、一人の社会人として考えていかないといけないんだろうなと、自分自身への認識と共に考えさせられたテレビ番組でした。
にしても、こんなヒドイ現状が沢山あるということをまざまざと見せ付けられて落胆と不安しか残りません。
16日の番組は絶対に観ようと思っています。

又、離婚して重度の鬱病になってしまった父親の面倒を見るために進学を諦めて就職し、安い賃金から脱出する為に頑張って「調理師免許」の資格を取ったにも関わらず、賃金は10円しか上がらず、でも他にその土地には働き口が無い為に仕方なく働いている姉妹。二人合わせて給料が20万位しかないけれども、夢である漫画家へなる為に二人でせっせと漫画を描き続けている。

クリーニング店を営む経営者は、研修生という名目でやってきた中国人を雇い入れている大手クリーニング店の価格破壊な値段設定に合わせるしかなく、やはりそれだと経営不振に陥ってしまい、最終的には店を廃業して現在は土建屋で勤務してる。
激動の時代を駆け抜けて必死に生きてきた70を越える老夫婦が、現在は空き缶を集めてくず鉄業者に売り払ったお金で生活している。年金をもらおうにも若い頃に大工だった一家の長男だった夫には沢山の兄弟を養う為に年金が払えず、現在は勿論受給資格がない為に年金がもらえない。貯金70万は二人にとって最後の糧の為に切り崩せない、その為に生活保護が受けられないこの現状。
奥さんを病で亡くし、50を越えてリストラされてアルバイトを3~4つ掛け持ちして息子二人を育てている父親。今はまだ小学生だけれども、息子達が大きくなった時にキチンと教育を受けさせられるのかという悩みに泣き咽ぶ父親の姿には悲しすぎて泣きそうになった。
両親の離婚により家族崩壊が起こり、明日への希望もなく35歳という若さで路上生活者となった若者は、コンビニのゴミ箱から雑誌を集めて古本屋に一冊50円で売り払い、それを1日1日の食費として生きている。

これらの問題に対し、現状として日本政府は一体何をしてやれてるんだろうか?何をしていかないといけないのか?
そういった社会に生きる人達を、どのようにしてサポートしていかないといけないのか。
賄賂事件や脱税なんかで捕まったりしてる政治家が腹立たしくなってきた。
つまらない事に税金を使っている事に腹が立ってきた。
ワーキング・プア。
決して他人事ではなく、自分の隣あわせに存在してるその問題を一刻も早く解決してほしいものです。
自分の生活は、まだまだ全然幸せな方なんだと思わされました。
だからといって、利己主義の儘に突っ走る競争社会のままでいいのかどうか、果てはグローバリズムという時代のカクヘンに追いやられている地方は一体どうなってしまうのかとか、考えれば考えるほどに鬱になってしまいそうですが、このワーキング・プアという社会問題についてもっと一人一人が真剣に考える事がまず必要なんじゃないかと思います。
次回作「ワーキング・プアⅢ」の放送日は、日曜16日のNHK2チャンネルの夜9時15分から。
ワーキング・プアについて、今の世の中について少しでも興味のある方は見といて損はないと思います。
「ワーキング・プアⅠ・Ⅱ」の予告動画はコチラ
日本人として、現在この国が抱えている問題のひとつでもあるこの事をもっと重大に捉えていかないといけないと思います。そこから政治家がやろうとしてる事や国の政策、選挙に至るまで、視野を広げて、一人の社会人として考えていかないといけないんだろうなと、自分自身への認識と共に考えさせられたテレビ番組でした。
にしても、こんなヒドイ現状が沢山あるということをまざまざと見せ付けられて落胆と不安しか残りません。
16日の番組は絶対に観ようと思っています。
Posted by ケンヤ マルセイユ at 11:31│Comments(0)
│政治・社会